たまづさの妹は玉かも。あしびきの清き山辺に撒けば、散りぬる

2010年08月05日 | 日本人の葬送の心 
相続ネットワーク

いとしい人は、玉になってしもうたのか、このさっぱりした景色の山の辺に撒いたら、散ってなくなってしもうた。(これも、「秋津野を人のかくれば」と同じ風俗に基いている。悲哀な調子を具えた佳作。)

(万葉集1415雑の挽歌)