秋津野に朝ゐる雲の失わせぬれば、昨日も、今日も、亡き人思ほゆ

2010年08月04日 | 日本人の葬送の心 
相続ネットワーク
秋野野に朝懸っている雲は、火葬の煙である。 その煙が消えてしまうと共に、この世の形は失われてしまうのだ。 ああ昨日も今日も、止む間なしに、死んだ人のことが思い出される。
(万葉集1406雑の挽歌)