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- カテゴリー: 日本人の葬送の心
- たまづさの妹は玉かも。あしびきの清き山辺に撒けば、散りぬる
- こもまくら相枕(ま)きし子もあらばこそ、齢(よ)の老(ふ)くらくも、我惜しみせめ
- 庭つ鳥鶏(かけ)の垂り尾の乱尾(みだりお)の、長き心も思ほえぬかも
- 吾が夫子(せこ)を何処(いづく)行かめと、割竹(そきたけ)のそがひに寝しく、今しくやしも
- 幸福(さきはひ)の如何なる人か。黒髪の白くなる迄妹が声聞く
- 世の中は、誠(まこと)、二世(ふたよ)は行かざらし。過ぎにし妹に逢わなく、思へば
- 秋山の紅葉あはれみ、うらぶれて、入りにし妹は、待てど来まさず
- 禍言(まがごと)か妖言(およづれごと)か。隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山に、いほらせりとふ
- 隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山に霞み立ち、たなびく雲は、妹にかもあらむ
- 秋津野を人のかくれば、朝撒きし君が思ほえて、嘆きはやまず
- 鏡なす我が見し君を、阿婆(あは)の野の花橘の、玉に拾いつ
- 秋津野に朝ゐる雲の失わせぬれば、昨日も、今日も、亡き人思ほゆ
- カテゴリー: 遺言書について
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